知っておこう!歯の知識


虫歯は小さいうちに治そう!

虫歯は小さいうちに治そう!

むし歯は放っておいても治る病気ではありません。歯が痛い、噛めない等の症状が出てから、悪い部分を削って詰めたり、かぶせたりして機能を回復させても、本当に歯が治ったことにはならないのです。それは、むし歯になる前の元どおりの歯には戻らないからです。左下の写真は奥歯がむし歯になっていますが、パッと見た感じではむし歯になっている部分は小さそうに見えます。しかし、実は右下の写真のように中が大きくむし歯になっていることが多く見受けられます。これは、歯の表面の硬いエナメル質はpH5.5で溶け始めますが、中の象牙質はpH6.2程度で溶け始めるためにこのようなことが起こってしまいます。

   臨床写真出典先:GC友の会「デンタルなぜ?なに?Part1」             臨床写真出典先:GC友の会「デンタルなぜ?なに?Part1」

むし歯は図①のようにエナメル質に限局したC1では症状が見られませんが、さらに進んで図②のようなC2 になるとエナメル質から象牙質までむし歯が達して、歯がしみたり、食べた物がはさまった時に痛みが出たりします。この状態で歯科医院に行くと多くの場合、歯と同じ色のプラスチックの詰め物をしたり、歯を削って型を取った後金属を入れるような治療をします。ここまでは比較的簡単な治療で済みます。

            図① C1                                               図② C2

しかしC2の状態をさらに放っておくと、図③のようにむし歯が歯の神経まで進んだ状態(C3)になり、時に激しい痛みを生じます。このようになると歯の神経を取るしかなくなり、しばらく歯の根の治療をして根の中に薬を緊密に詰め、プラスチックや金属の土台をたてた後、その土台を削って型を取り金属などをかぶせたりする治療になります。このようにC3までむし歯が進むと、C1やC2の状態よりも大がかりな治療となり治療期間も長くかかってしまうことになります。
そしてC3よりさらにむし歯が進むと図④のようなC4となり、最悪の場合は歯を抜かなければならなくなります。

             図③ C3                                         図④ C4

むし歯は、定期的に歯科医院で健診を受け、早く見つけ、早く治療することによって被害を小さくすることができます。小さなうちに治療しておけば痛くならなくてすみ、しかも簡単な治療で、治療時間・期間も長くかかることなく治すことができます。

「痛くならないうちに治しておけば良かった…」と後悔しないように、どんな小さなむし歯も放置せず、早く治療しましょう!

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